2016.12.05(月)

狼陛下の側近の花嫁 8

こんばんわ~(*´ω`)

週末はいろいろあって更新出来ずでした・・・。
そしてこれでSNSからの転載分は終わりです。
次はいつになるやら・・・って思ったんですが、途中までは随分前に書いてたので今週末までにはup出来るかと思います。


コメント返信も遅れててごめんなさい;。
拍手コメントもその内同タイトル記事のコメ欄にお返事しますので、拍手コメント下さった方はまた後日覗いて頂ければと思います。

☆ご注意!!☆
※この作品は李順の謀シリーズの 《謀の後始末》ラストif話 です。
※現在まだ未完です。
※あるイミ李順×夕鈴です。


上記ご納得の上で『続きを読む』をぽちって下さい。


【二次創作SS】【臨時妃設定】【黎翔×夕鈴】【シリアスではない】【謀の後始末if話】


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夕鈴の部屋へ向かう途中、庭で使用人と一緒に花を愛でながらお茶を楽しんでいる夕鈴の姿が見えた。
「只今戻りました。」
「!!あら・・・李順さ・・ま!お帰りなさいませ・・・!!」
驚いた拍子に呼び方を間違えそうになった夕鈴。
その様子にひやりとしつつも、必死に取り繕う夕鈴の姿を見て李順は思わず頬が緩んだ。
「・・・体調は良いのですか?」
「は、はい。お天気も良いですし、皆さん優しく気遣って下さいますので、今日はとても・・・。」
そう答えつつ、優雅なお妃スマイルを披露する。
李順も満足げに頷く。
「・・・さあ、日も暮れて少し風が出て来ましたし、花を愛でるのは明日にして部屋に戻りませんか?」
「?・・・ええ、分かりました。」
風なんて感じないのになと不思議に思いつつ、李順の言葉に素直に従う夕鈴を見て、使用人が笑顔で囁く。
「夕花様。
旦那様は花を見つめるよりも自分と一緒に過ごして欲しい、と言いたいようですわ。」
「!」
そう聞いて途端に頬を染める夕鈴に、使用人達はお可愛らしい方だと満面の笑みになる。
李順は少し照れたように咳ばらいをした後、夕鈴の手を取り部屋へとエスコートした。


部屋に向かう途中、夕鈴は表情を崩さないように意識しながら小声で李順に話しかけた。
「さっきのは分かり辛いですよ李順さん。」
「・・・男性が皆、陛下の様に演技出来ると思わないで下さい。」
ため息交じりに李順も小声で答える。

「あの方は別格なんですから。」
思わず夕鈴は大きく頷いた。



夕鈴の部屋に入ると、李順はとりあえず陛下の仕事ぶりを報告した。
朝から心配していた夕鈴だったが、李順が褒める程の働き振りだったと聞き、ホウッと安堵の息がこぼれた。

「そんなに・・・!さすが陛下ですね!!」
「・・・。明日からもこの調子で頑張って頂きたいのですが・・・。」
嬉しそうに褒める夕鈴とは正反対の、何とも堅い表情の李順。
「それで、少しご相談があるのですが・・・。」
「相談?それは」
夕鈴が問いかけようとしたのを李順が手で制した。

すぐ後に足音が聞こえ、使用人が扉の前で声を掛けてきた。

「失礼いたします。旦那様、御呼びの飾り職人が参りました。」
「分かりました。・・・客間で待たせておきなさい。」
「かしこまりました。」

使用人の気配が消えた後、ようやく李順は夕鈴に向けていた手を下げた。
「すみません。飾り職人がきましたので、相談事は夜にお話しする事にします。」
「あ、はい!」
ではお待ちしてますねと言う夕鈴に、李順は首を横に振った。
「いいえ夕鈴殿、貴女にも来て頂きますよ・・・。」
「へ?」
「装飾品を贈るのも『妻を愛している』というアピールになるでしょう?
今日は思った以上に早く戻れましたから、この際にと思い飾り職人を呼びました。
急で申し訳ありませんが・・・、これから《髪飾りなどを嬉しそうに選ぶ婚約者》の演技をして頂きます。
今後、こんな時間が取れるとは限りませんので……。」
「ああ、なるほど!分かりました!!
臨時妃の時にも何度かありましたし、そういう演技はいつでも大丈夫です!」
夕鈴はそう言うと、ぐっと拳を握りしめ気合いを入れた。
その様子を見て、李順は少し考え込んだ。


陛下と演技しながら宝飾品を選ぶ夕鈴と、楽し気にそれに応える陛下。
そして中々それを身に付けない夕鈴と、他の者に贈られた物を身に付けた夕鈴を見て不機嫌になったいつかの陛下。

ここは…自分が選ばない方が良さそうだ。

李順はすぐさまそのように判断した。


「では・・・・・・今回は折角ですから夕鈴殿ご自身で贈物となる品を選んでください。
毎日身に付けて頂きますので、気兼ねなく使えるデザインの物にすると良いでしょう。
・・・但し、安いものを選ぶのは止めて下さいね。
多くの貴族のお屋敷に出入りする人気の職人を呼びましたので、そこそこの品を選んで頂かないと、この作戦の効果がありませんから。」
その言葉に、一気に蒼白になる夕鈴。

「ええ!!?無理ですよ!
そんな高いのなんて選べないし、万一壊したらと思うと・・・毎日身に着けられませんよッ!!」
「まあ、そう言うと思いました。
では・・・仕方ありませんね。」

そして李順は昨日と同じように、おもむろに立ち上がると厳しい表情で夕鈴を見据えた。

「交渉と参りましょう。」






その少し後。
浩大は自室の長椅子でぐったりと横になっている陛下を部屋の外から見つめていた。

・・・・・・。
嫌な予感しかしない。

意を決して部屋の窓枠に飛び移ると、まだ夕刻だというのに酒の匂いが漂ってきた。
どうやらもうかなり飲んでいるらしい。

「へい・・・ッか!?」
浩大が恐る恐る声をかけたと同時に陛下の放った短剣が肩をかすめた。

「ッぶねーーー!!」
普段以上の速さ。
李順の忠告がなければ反応しきれなかったかもしれない。


「・・・遅い。」
「ッッ!!」

ゆっくりと体を起こす陛下の鋭い眼。
殺気かと思えるほどの怒気を纏った陛下を前に、冷や汗が出る。


・・・この陛下に昨夜の夕鈴の行動を報告するかどうか・・・。


陛下の道具として、本当に黙っているのが正しいのか、まだ浩大には迷いがあった。
夕鈴と李順が一緒の部屋で休んだ事を報告すれば、すぐさま飛び出して夕鈴を連れ戻しに行きかねない。
そうなれば計画は破たんするだろうし後処理も大変だろう。

どうするか。


「・・・浩大、何を黙っている?」
内心ドキリとしたが、悟られぬよう当たり障りのない事から話す事にした。

「いや、別に・・・。
さっき李順さんが屋敷に帰って来て、陛下が」
「李順ッ!?」
「え?」
「・・・本当に・・・すぐ家に帰ったのか・・・。」
「ん?まあ、そうなんじゃね?
いつここを出たのかは知んねーケド。
俺と入れ違いと言っても良い位の時間には帰って来たヨ?」
そう話す浩大をよそに、陛下は黙ってしまった。

「あの・・・へーか?」

「浩大、今日は報告はいい。」
「は?」
「即刻戻って、夕鈴の監・・・『護衛』を。」
「・・・・・・はーい。」


今、絶対監視って言おうとしたッ!

浩大は心の中でツッコミを入れた後、夕鈴の元へと急いだ。

昨日あれ程執拗に細かな報告をさせられたというのに。
その大事な報告を聞く時間が惜しい程、李順と夕鈴を二人きりにするのが嫌で堪らないのだろう。


寝室の件はやっぱり黙っておこう・・・。

浩大はしみじみとそう思った。

│posted at 20:23:01│ コメント 2件
≫コメント 
わーい(#^.^#)続きもすぐ読めそうで嬉しい♡
初めからまたブログで一気読みするとやっぱり続きが気になってワクワクしてますよ。最近更新多くてすごく嬉しいです♪
まるねこ│URL│posted at 2016-12-05(Mon)23:07│編集
まるねこ様

もう1ヶ月以上経ってしまいました(´ω`)萎
連投してたんだなー、この頃…w
根が引き篭もり体質なのがバレますね_(:3 」∠)_
ごめんなさい。
また少しずつ頑張って行きたいと思います〜!
えぐち│URL│posted at 2017-01-19(Thu)22:23│編集
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