2017.05.04(木)

小犬陛下と饅頭屋 8ー2

こんばんわ。
未だドラマCDを聞いていない江口です。
生きてます。
内職も色々やってます。
ドラマCD聞きたいけど死ぬのが怖くて聞けない・・・。
みんな聞いた?
墓に入った?
ああああああ無理ィ~!
てなわけで饅頭出来ました。


【パラレル】【もしも夕鈴が臨時妃の話を断ったら】【オリキャラ注意】


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【白陽国王宮 執務室】

「へ・い・かぁああ〜〜?!!」
執務室の扉が勢い良く開き、静かに怒りのオーラを纏った李順が飛び込んで来た。
「今日という今日は……」

…許さない

そう誓ってあらゆる小言をシュミレーションしていた李順だったが、そこに居たのはいつものヘラヘラと抜け出した事を謝罪?する陛下ではなく…。
硬い表情で報告書に目を通す陛下だった。


下町か何処かで何事かあったのだろうか


「李順、とりあえず話は後だ。」
「…如何されました?」
「少々急だが、彼奴を呼び戻すぞ。」
「はい?彼奴とは……浩大ですか?」
チラリと李順を見た陛下は、僅かに頷いた。

「ですが、浩大は別件の任務遂行中です。
…中断させてよろしいのですか?」
「ああ、そろそろ目処も経った頃だろう?
後は他の隠密に引き継がせて王都へ戻せ。」
「はぁ、しかしどうしてまたそんなに急に。
……今度は何があったんです?」
「んー…」
そこで考え込んだ陛下だったが、腑に落ちない事があるのか首を傾げる。
「強いて言えば、何もなかった。」
「は?どういう事です!?」
「さぁ、どうと言われても…。
むしろ、それを知る為に呼び戻す必要がある、ような…??」

「……陛下。私にも分かるように説明して下さい!!」


結局この後も碌な説明をしてもらえない李順の声が、虚しく部屋に響き渡った…。



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- 翌朝 -

【白陽国王宮 後宮】


狼陛下唯一の花…という事になっている臨時妃の焦りは極限まで来ていた。


どうやったら陛下の側に居る事が出来るのだろうかと、もう頭の中はそればかり。
だが、考えても考えても良い答えは見つからなかった。


・・・・・・焦りと共にイライラも蓄積されていく。


今日も朝から落ち着かない妃に恐々としながらも、侍女たちは少しでも妃の機嫌が変わればと甲斐甲斐しく世話を焼いていた。
朝の支度を終えた妃が、何度目かの深いため息をついた。
それを見た侍女の一人が、重い雰囲気を変えようとおもむろにお茶を勧めた。

「東から取り寄せた珍しい茶葉がございます!是非お妃様に召し上がっていただきたく・・・。」
「…そうね、頂くわ。」
「かしこまりました。」
ぼんやりと妃が答えると、侍女は嬉しそうにお茶の準備を始めた。


ああ、本当にどうやったら振り向いてもらえるの・・・?


契約がもうすぐ終わるというのに、甘い言葉を囁かれる度にときめき陛下への想いは深くなるばかり。
しかし、陛下は相変わらず自分に見向きもしない。

本当は女嫌いなのかとも考えたが、夫婦演技の時の身のこなしや言葉選び等どれを取って見ても女の扱いに長けており、女嫌いにはとても思えない。


臨時妃がそんな事を考えている間に、美しい装飾の茶器にお湯が注がれていく。


着飾ってみても、一瞬だけでそこまで良い反応はなかったしなあ・・・。
でも。
そうだ、あの日・・・!
あの日髪飾りを選んでいたときはあんなに楽しそうだったから、装飾品を身に着けるのは問題なかったはず。
・・・もしかして豪奢すぎるのが良くなかったのかしら。

もっと可憐な方が好みとか?
もしくはもっと肌を見せた方がよかったりとか??


茶器を持った侍女が「失礼します」と妃の傍に立った。
物思いにふける妃は侍女に気が付かない・・・。


そうだわ、やっぱりこのまま何もせず終わりたくない!
最後まであきらめないんだから!!


そう思い、急に妃が立ち上がった。

不意を突かれ驚いた侍女は、思わず茶器を床に落としてしまった。

割れた茶碗のカケラと熱い湯が辺りに飛び散る!


「ちょっと!!何してるのッ!?」
「お妃様ッ・・・も・・・申し訳ございません!」

見れば僅かにだが妃の衣装の裾まで湯が散っている。

「・・・なんて無礼な!!!」

些細な事を受け流す余裕も無くなっている臨時妃は、上手くいかない苛立ちをその侍女に向けた。
妃の怒りを察し、侍女は破片が飛び散っているのも構わず床に伏し許しを請う・・・。


だが。
そんな事で臨時妃の苛立ちは収まらなかった。


更に侍女を詰ろうとした瞬間・・・
此処にいるはずの無い人物が女官の側に立った。


「へ……陛下…?」


凛とした仕事着姿の陛下。

射抜く様な冷たいその目は、何故か妃に向けられていた。


│posted at 23:02:42│ コメント 6件
≫コメント 
饅頭屋、待ってました(*´∀`*)
何やら不穏なところで終わりましたね。この臨時妃、そろそろギャフンと言わされちゃう?ワクワクドキドキで続き待ってますよ。大ちゃんも出てくるようだし、次が楽しみ(^O^)
まるねこ│URL│posted at 2017-05-09(Tue)08:01│編集
このコメントは管理人のみ閲覧できます
-││posted at 2017-05-09(Tue)11:01│編集
まるねこ様

コメントありがとうございます✨
待ってて…くれました?(〃ω〃)
ギャフンと言わすほど陛下はこの人に興味もないかも←
大ちゃんが居ないと話終わらなそうなんで、早めに出て来てもらおうと思いますw
えぐち│URL│posted at 2017-05-09(Tue)15:25│編集
りこ様

コメントありがとうございます✨
ギャフンまでいかないかとw
さらっと次の臨時妃ちゃんに行きたいですね(゚∀゚)

(=´∀`)人(´∀`=)ナカーマ
コミックだけでも大満足ですよね!!!
もー、ずっとラブラブしてたらええんやあの夫婦は(*´ω`*)

えぐち│URL│posted at 2017-05-09(Tue)15:30│編集
私も饅頭屋待ってました!
どうなるのか続きも楽しみです(o^^o)
陛下何するんだろう?

ドラマCDは届いてすぐに聞きました!
私は付録の方は李順さんの声いいなって思ってたけど、特装版のほうは狼陛下の方が(〃ω〃)
最初はちょっと数人違和感があった声も聞いてるうちにしっくりきました!
花愛│URL│posted at 2017-05-10(Wed)07:46│編集
花愛様

コメントありがとうございます✨
待っててくれて嬉しいですッ!!!
陛下は何もしないです大丈夫(゚∀゚)←?
ドラマCD…ドキドキする…(*´Д`*)
えぐち│URL│posted at 2017-05-10(Wed)19:33│編集
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