2015.11.26(木)

夢見る妄想陛下 饅頭屋5編

【二次創作SS】【パラレル&オリキャラ注意】【饅頭屋派生妄想】

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夢見る妄想陛下 饅頭屋5編






出来立ての饅頭はまだ少し熱い位に暖かく、一口食す度に身体の内から前日の政務の疲れが解れていくようだ。

この饅頭の美味しさ。
初めて食べた時以上かもしれない。


「……なんて美味しいんだろう。」

「出来立ては特に美味しいんですよ〜!」
そう言いながら2人分のお茶を淹れる。


……もし彼女が臨時妃に来てくれても、こうやって自分に接してくれるのだろうか……。


じっと何かを考えながら見つめてくる李翔に気がつき、どうしたのかと少し戸惑う夕鈴。

不思議に思い首を傾げながらも、取り敢えず李翔に微笑んでみた。

「どうかしたんですか?」


ーーその上目遣いの微笑みが、昨夜想像した妃姿の夕鈴とシンクロするーー


夕鈴……。




思わず……その頬に触れた。

「あ……」

柔らかい夕鈴の頬。
指先でなぞるだけでは物足りず、手の平までを柔肌に当ててするりと撫でた。

……その感触にぞくりとする。

今迄に触れた女達とは全く違うものに思えるほど、彼女の肌は触り心地が良く……。


「…えと…あの…っ!」

その声で、ハッと我にかえる。

真っ赤になった彼女が、戸惑った表情でおずおずとこちらを見上げていた。
「李翔さ…ん……やめて…ください…。」
そう消え入る様に呟き、恥ずかしくて堪らないという風に目を伏せた。

それは、はっきりとした強い拒絶ではなくて……。


ん……??
……もしかして……?


確かめる為に今度は両手で彼女の顔を包み込み、少し強引に目線を合わせてみる。

「……ねぇ…?」

彼女の潤んだ瞳が揺れる。

「あの……離して?…下さい…。」



そう言った時の表情……。



決して自分が触れている事を嫌がっている訳ではないのがありありと見えて。


切な気で。


耳まで赤くした彼女は………。
何とも……美味しそうで……。



ゆっくりと。
そのまま顔を近付けていくと、夕鈴は一度びくりと肩を震わせた後、そっと目を閉じた。

それを見た瞬間……我慢が出来なくなってしまった。
│posted at 17:33:24│ コメント 0件
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