2016.01.26(火)

不意打ち オマケ



夕鈴は陛下の首筋に顔を近付け、うなじにチュッ……と口付けた。
ビクッと陛下の身体が揺れる……。
しかし、緊張し過ぎてその事に気が付かない夕鈴は、そのままの勢いで陛下の頬にもそっと口付けた。


「陛下……大好きですよ。」





その瞬間、パサリと音がした。

「あ、陛下!本が…。」

瞬間、振り向いた陛下に後頭部を押さえられ、強引に口付けられた。

陛下の紅い瞳が僅かに揺れている。

「んん……あっ!へ……」

陛下と言おうとしたが、その前に舌を絡め取られ言葉にならなかった。


……コレはなに??


至る所を舐め上げられ、意識が霞んでくるような感覚に、夕鈴は動揺するしかなかった。

「ふ…っ……うん……。」

唾液が絡み合い、意味ありげな水音が響く。
それに呼応するような陛下の少し荒い息遣いに、何故か胸が熱くなってくる。



これも口付け……なの??

こんなに激しいモノなの……?


身体に……もう力が入ら…。


「はぁ…ん。」

やがて。
離れる唇。


気が付けば夕鈴は陛下の腕の中だった。


あれ……何で?


「夕鈴。」

「は……い……。」


「そろそろ……無自覚に煽るのはやめてね。」
「?」
「でないと……もう……食べてしまうよ……?」

その言葉に、夕鈴はわなわなと震え出した。

「な……!?
陛下が……口説いて欲しいって……言ったから……!!」

「夕鈴、あれは“口説く”って言わないよ。」

「え?」


「あれはね。
……“誘う”って言うんだよ。」


そう言いながらニヤリと笑う陛下は、まさに『狼』そのもの……。



そして、また。

熱くて甘い……口付けが始まる。


│posted at 01:45:23│ コメント 0件
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